データ復旧サービスに求められるものは何でしょうか。

まずは、実際にデータが復旧できることが第一です。データが復旧できなかったら意味がありませんよね。
もちろん、状態によってどれだけデータ復旧できるかは変わります。
どんな状態でも絶対にデータ復旧できればいいのですが、物理的に上書きされたものはデータ復旧できなくなってしまいます。

また、価格面も重要です。さすがにそんな大金は払えないよ…という価格設定のところもありますし、表に出している価格はおとりで実際に調査してもらうと高額な見積が出てくるところもありますし、交渉次第で価格が大幅に変わるところもあります。
どうせ支払うのであれば、きっちり納得できる価格がいいですね。
価格の内訳は、人件費、設備投資費、研究開発費がほとんどです。

決済方法も選べると便利ですね。銀行振込、代引、クレジットカードがあるとほとんどの方のライススタイルに合致するのではないでしょうか。

復旧データの内容確認のタイミングも重要です。
実際に納品されるまで、どんなデータが来るのか全くわからない…というところもあります。
例えば「七五三の写真が欲しいんですけど」と言っても、「復旧できるのは63.2GBのデータです。中身は関知しません」という対応のところもあります。
それで欲しいデータが含まれていればまだいいですが、不要なデータのみ納品されて、お金だけ支払うのでは面白くないですよね。
納品前に、どんなデータがあるのか説明があったり、何らかの形でサンプルを送付してもらえると安心です。

キャンセルの対応も重要です。
調査無料をうたっていても、よくよく見ると小さい字で「調査を行って、データ復旧可能な状態だったときにはキャンセルできません。」と書いてあるところも。これで高額な請求が来たら面倒ですよね。
もちろん、調査結果と見積金額を見て、その時点で納得いかなければ無条件でキャンセルできるところもあります。
キャンセルがいつまでできるのか、キャンセルの費用はどうなるのかは大切ですね。

データ復旧できなかったときの対応も気になるところ。
データ復旧できなかった場合でもお金がかかるのか、それともかからないのかは結構重要です。
調査するにも技術者の人件費等がかかるので、厳密には調査するだけでも費用が発生しています。
それを依頼者負担とするのか、業者負担とするのかは考え方次第ですが、仮に依頼者負担としてもあまりに高額なものは納得がいかないものです。調査費目的だったのでは?と勘ぐりたくなってしまいます。