Windowsパソコンのバックアップをどうするのか?これはなかなか悩ましい問題ですね。
多くの方はまず、バックアップなんて面倒!と感じるのではないでしょうか。
たしかに、パソコンを使ってデータが消えたことなんて一度も無い、という方も多いと思います。
また、そこまで頻繁に壊れるものではないので、バックアップにかける手間が許容できない、という方もいるかもしれませんね。

でも、データのトラブルは予想外のタイミングで発生するもの。
昔流行したマーフィーの法則のように言うなら、「データのバックアップをしていないときに限って、データのトラブルが起きる」でしょうか。

別になくなってもいいかな、というデータだけならよいのですが、大切な思い出のデータが入っていたり、仕事でどうしても必要なデータが入っていることもあるでしょう。
そんなときにはやはりバックアップしておくのがよいと思います。


では、Windowsパソコンのバックアップはどうするのがいいでしょうか?

基本的な考え方として、「重要なデータは二重化する」というものがあります。
1つが壊れたとしても、もう1つも同時に壊れる可能性は非常に低いためです。
もちろん、三重化、四重化したほうがより安全ですが、そこまではなかなか手が回らないでしょう。
まずは二重化を徹底するのがよいと思います。


二重化その1:パソコン本体と、外付けハードディスクにデータを保存する

定期的に外付けハードディスクにデータをコピーする方法です。
外付けハードディスクは数千円程度からありますので、お財布にも優しいです。
写真や書類、メールなど、消えたら困るデータを指定してコピーするイメージです。
これが一番簡単かもしれません。

パソコン本体と外付けハードディスクが同時に壊れたら終わりですが、
同時に壊れる確率は低いと言えるでしょう。

バックアップの際には、バックアップツールを使うと便利です。
バックアップツールには有料のものも無料のものもあります。
ある程度詳しい方は無料のものでもよいと思いますが、
そうでなければサポート付きの有料ソフトの方が無難です。
なぜなら、バックアップ設定がうまくできていなければ意味がありませんし、
万が一の際にバックアップからデータを戻す際に、その作業手順がわからないと厳しいからです。


二重化その2:パソコン本体と、NAS(ネットワーク対応ハードディスク)にデータを保存する

定期的にNAS(ネットワーク対応ハードディスク)にデータをコピーする方法です。
外付けハードディスクは大抵USB接続ですので、取り回しが面倒と感じるかもしれません。
でもNASはLANで接続すればよいので、あまり目立たないところに設置することもできます。
また、複数台のPCから同時にネットワーク経由で使用できるのもメリットです。

NASUSB外付けハードディスクよりも少し高価ですが、その分利便性は高いですね。
ただ、ネットワークの知識が必要となったり、初期設定を行う必要があったりします。


Windowsパソコンのバックアップ、最初は面倒ですが慣れれば何でもありません。
もしまだ何もしていないのであれば、これを機にバックアップをしてみてはどうでしょうか。